・AF BORG 101ED 新部品導入2010/07/02 20:46

野生生物を撮影する場合、無限遠側の背景にピントが抜けてしまうのは、超望遠レンズでのAF撮影の場合に頻繁に起こるトラブルですが、BORGは鏡筒の組合せを工夫で変更できますので、何とか無限縁側にリミットを設ける事を短時間で設定できないか色々試していました。

ヘリコイドM【7835】http://www.tomytec.co.jp/borg/products/partsDetail/summary/37

を使えば良い事は分かってはいますが、全体が大きく(光路長63-83mm)て重い(320g)為に外していました。

M57ヘリコイドDX【7758】は全体が小ぶり(光路長26-43mm)で軽い(80g)上に固定用のねじも2本有り、鏡筒の撓みも少ないようなので、購入しました。
http://www.tomytec.co.jp/borg/products/partsDetail/summary/36

あれこれやってみて現状では次のように決まりました。
フィールドでの調整も簡単で、機材重量も軽く、現状でのベストです。



機材の組合せ(対物レンズからカメラまでの順番)

レデューサーは使わず素のままでTC-16A改を付けてAFしています。
この組合せはM57ヘリコイドDXを入れることにより、システムを分解する事なく無限遠側の最大合焦距離を自由に設定し、例えばそのフィールドの一番遠い撮影距離が300mとすると、その位置をドローチューブを一番短くした状態でセットし、出来る限りドローチューブを動かさずに撮影するべく光路長を決めます。

ピントは最初に設定をすれば、対象物が極端に手前に来ない限りTC-16A改まかせです。
近距離での撮影もドロチューブの操作に慣れれば一瞬で決まります。

 Without Close-upLens
品名品番
101ED対物レンズ2101
金属鏡筒60007800
ドローチューブ7749
YUETSU-27g 10mm 
M68.8→M57AD7507
2インチホルダーL 60mm7509
M57/60延長筒M 20mm7602
2インチホルダーS 20mm7508
M57ヘリコイドDX7758
カメラマウントホルダーM7000
カメラマウントニコン用5003
改造TC-16A 
Nikon D300 
焦点距離 1536mm 
640*1.6*1.5 
Nikon D3 
焦点距離 1024mm 
640*1.6 
2010/6/29現在 

AF BORG 101ED + TC16A改 + D300 + 三脚

・AF BORG セイタカシギ幼鳥2010/07/03 10:02

新しい組合せによるAF BORGはなかなか使い勝手が良いです。

谷津干潟で五月に孵った雛の中で幼鳥まで生き残ったセイタカシギです。
成鳥に比べて未だ少し小さく、翼上面の羽の端の色が薄く足の色も薄いです。
5月生まれは一羽だけ残ったようです。

ここまでの生存率は10%程度しか有りません。
自然界の掟は弱肉強食です。大変厳しいです。




AF BORG 101ED + TC16A改 + D300 + 三脚

・セイタカシギの雛が4羽全て孵りました2010/07/03 14:54

谷津干潟のセイタカシギの雛が更に4羽孵りました。
4羽とも元気に歩き回って食事をしています。





70-200mm f2.8GII ED + TC-17EII + D300

・セイタカシギの雛が4羽全て孵りました 22010/07/05 23:03

セイタカシギは孵った直後から自分で餌を探さねばなりません。



70-200mm f2.8GII ED + TC-17EII + D300

・セイタカシギの雛が4羽共順調に育ってます 32010/07/09 23:14

谷津干潟のセイタカシギの雛は可愛いですよ。
母親の傍で全員一休み。

風切羽も生えてきました。

風切羽の状態がわかります。
本当に育つのが早いですね。

羽をたたみ込む様子です。



70-200mm f2.8GII ED + TC-17EII + D300

・暑中お見舞い申し上げます2010/07/20 16:36

関東地方は梅雨明けで、連日うだるような暑さですね。ご自愛下さい。

7月18日大江戸カメラOFF会と称し、カメラ好きの面々が浅草あたりを徘徊しました。
うわさのスカイツリーです。現在398mだそうで、傍で見上げると倒れてきそうです。


言問橋あたりからはこんな具合です。


浅草寺のライトアップで午後11時までやっています。
宝蔵門です。


宝蔵門阿形像です。


本堂は平成大営繕中でシートがかかっていますが、このシートが夜はこんな様子です。


Nikkor 18-200mm f3.5-5.6 G ED VR + D300
VR off です。

・セイタカシギの雛4羽は順調です 42010/07/24 14:19

谷津干潟 7月22日の夕方。
母親と比べても大きくなったことが分かります。
足は雛のほうががっちりしていますね。

画面上でクリックすると大きくなります。


両膝立ちで座っているのに普通の鳥が立っているぐらいの感じですね。


70-200mm f2.8G ED VRII + TC-17EII + D300
35mm換算でテレ側510mmVR-offの手持ち撮影

・セイタカシギの雛が飛びました2010/07/24 18:25

7月23日夕刻の谷津干潟。
セイタカシギの雛が4羽そろって飛んでいました。



70-200mm f2.8G ED VRII + TC-17EII + D300
35mm換算でテレ側510mmVR-offの手持ち撮影

・キアシシギが北から戻ってきました2010/07/24 23:26

7月23日谷津干潟でキアシシギが乱舞していました。





画像上でクリックすると大きくなります。

70-200mm f2.8G ED VRII + TC-17EII + D300
35mm換算でテレ側510mmVR-offの手持ち撮影

・Reflex-NIKKOR 500mm + TC-16A改 結論2010/07/25 18:26

今年2月にテストを開始した Reflex-NIKKOR 500mm + TC-16A改について
一応の結論を出しました。

使用は取り止めと致しました。理由は以下に記載の通りです。


当初このシステムは軽量かつ全長が短い事から手持ちで撮影するのに最適ではないかと想定してテストしてきましたが、D300で焦点距離が1200mmとなり、これを扱うにはあまりにも軽すぎて手振れを抑えられない状況でした。

AFは動きますが、三脚できっちり押さえ込まないと手振れはどうにもなりません。
これでは意味が有りませんので残念ながら使用取り止めとしました。

素のMF500mmなら問題ないと思います。
NIKONさん x1.0のAFテレコン作って下さい。

私は現在500mm前後の焦点距離での手持ち撮影は
70-200mm f2.8G ED VRII + TC-17EII + D300
をメインで使って撮影しております(35mm換算最大510mm)。

70-300mm f4.5-5.6G VR + TC-14EⅡ改 + D300
の組合せも時々使います(35mm換算最大630mm)。